COLUMN 【名古屋市緑区】訪問介護で夜勤シフトに入る際の注意点とは？

夜勤シフトの注意点

まずは夜勤シフトの注意点をご紹介します。気をつけるべきポイントは、以下のとおりです。

緊急対応に備えておく

訪問介護は、基本的に1人で利用者様の自宅に赴いて介護を行うため、転倒による怪我や体調不良などの緊急時にも単独で対応することになります。夜間は日中と比べて、緊急の連絡がつながらない機関も多いため注意が必要です。

また「救急車を呼ぶべきか」「このまま様子を見ておくか」など、対応方法についても自分で判断しなければなりません。冷静に対応できるように、日頃から緊急対応に備えておくことが大切です。

さらに日勤の介護員からの連絡を、きちんと把握しておく必要もあります。日中に異常が見られたとの申し送りがあったら、普段以上に気を配って様子を見るなど、あらかじめ心構えをしておくとスムーズに対応しやすくなります。

生活リズムの乱れ

夜勤は昼と夜が逆転した生活になりやすく、生活リズムの乱れにつながります。特に日勤と夜勤の繰り返しが続くと、24時間の生活リズムを取り戻せず、体調不良に陥る人も少なくありません。そのため、普段から体調管理を心がけることが重要です。

例えば夜勤前に長時間仮眠を取ると、翌日以降の寝つきが悪くなる可能性があるため、2時間程度の軽い仮眠にとどめてください。また、夜勤が明けて就寝する前に脂っこいものを食べると胃腸の負担になりますので、お粥やうどんなどを選ぶと消化不良を防げます。

急な休みを取りづらい

夜勤スタッフは人材不足になりやすく、突然休まなければならなくなった場合に、代わりの人材を確保するのが難しいといわれています。子どもの病気や親の介護などで急な休みを取る可能性がある人は、夜勤シフトを避けたほうが無難です。

また、事業所によっても異なりますが、長期休暇を取りづらい場合もあります。帰省などで長期休暇を取りたいときは、早めに責任者へ伝えてください。

8時間夜勤と16時間夜勤

夜勤には、8時間夜勤と16時間夜勤の2種類があります。

こちらでは、それぞれの特徴についてご紹介します。

8時間夜勤

8時間夜勤は、3交代制を取り入れた際に選ばれるシフトの組み方です。21：00～23：00に業務開始、翌日7：00～9：00に業務終了、休憩時間1～2時間とするケースが一般的です。時間が短い分、体力的な負担は少ないですが、夜勤を担当することが月8～9回ほどあり、生活リズムが崩れやすくなる可能性があります。

16時間夜勤

4交代制や2交代制で採用されることの多いシフトの組み方です。16：00～17：00に業務開始、翌日10：00～11：00に業務終了、休憩時間1～2時間とする場合が多いです。

勤務時間が長く、体力的な負担が大きくなる一方で、ひと月あたりの夜勤回数は4～5回ほどであるため、比較的生活リズムを整えやすいという特徴があります。