COLUMN 【名古屋市】訪問介護の平均給料とは？給料アップの方法もご紹介

平均給料

まずは訪問介護事業所における、1ヶ月あたりの平均給与額を紹介します。厚生労働省の

「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果」

によると、常勤（正社員）、非常勤（パート）の平均給与は以下のとおりです。

月給制の場合

• 常勤：315,170円
• 非常勤：219,390円

日給制の場合

• 常勤：集計対象数が10未満でデータなし
• 非常勤：136,380円

時給制の場合

• 常勤：264,680円
• 非常勤：107,310円

常勤と非常勤とでは勤務時間に差があるものの、やはり正社員のほうが得られる給料は高くなる傾向があります。

給料を上げるポイント

平均と比較して給料が少ないと感じたら、増やすための工夫を取り入れることが大切です。こちらでは給料を上げるポイントをご紹介しますので、参考にしてみてください。

資格取得を目指す

介護業界では、取得した資格のレベルに応じて手当がつく場合があります。訪問介護員として働くには介護職員初任者研修の資格を取る必要がありますが、給料アップを目指すなら、さらに難易度の高い資格にチャレンジしてみてください。特に、国家資格である介護福祉士を取得しておくと、正社員・パートに限らず給料アップが見込めます。

早朝や夜間に勤務する

実働時間・日数を変えずに給料を上げたいと考えている場合は、早朝や夜間の勤務を組み込む方法があります。早朝は時間外手当、夜間は夜勤手当の対象となるため、働く時間を変えるだけで給料アップを期待できます。

ただし訪問介護ステーションは、スタッフが自宅を訪れて生活のサポートを行うため、夜勤に対応している事業所があまりありません。事業所の中には24時間対応で早朝・夜間の勤務を担当できる場合もあるため、事前に確認してみてください。

サービス提供責任者になる

サービス提供責任者とは、介護サービスの管理・調整役を担う管理職のことです。訪問介護員としての経験を活かしてサービス提供責任者になれば、役職手当によって給料アップが期待できます。

サービス提供責任者になるためには、介護福祉士や実務者研修といった資格の取得が必要です。またサービス提供責任者となったあとは、訪問介護計画の作成や介護員の管理・指導などの仕事を通して、給料アップだけでなくスキルアップも見込めます。

身体介護を中心に担当する

訪問介護サービスには、身体介護（食事や入浴など）と生活援助（買い物や掃除など）の2つがあります。身体介護は生活援助と比べて報酬が高めに設定されているため、給料アップを目指すには身体介護を中心に担当するのも一つの方法です。

利用者様の体に触れる仕事である分難易度は高くなりますが、スキルアップにつながったり、提供できるサービスの幅が広がったりといった給料以外の利点もあります。特に、生活援助をメインに仕事をしている場合は、身体介護の担当も検討してみてください。